2002年4月9日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党の春名眞章議員は、八日の衆院予算委員会の参考人質疑で鹿野道彦衆院議員にたいし、贈賄罪などで起訴された元秘書の尾崎光郎被告が設立した「業際都市開発研究所」(業際研)が発足した九四年七月から一年数カ月間、鹿野氏の三つの政治団体(九五年に解散)のうち二つが業際研と同じ場所にあったことなどを指摘。「一体に活動していたのではないか」と質問したのにたいし、鹿野氏は三つの団体が「ほとんど機能していなかった」として関係を否定しました。
春名氏は、二〇〇〇年の総選挙で尾崎被告が鹿野氏の遊説に同行していた疑いについて質問。鹿野氏は「尾崎元秘書と会ったり、私の事務所に訪ねてくることはなかった」と答えました。
鹿野氏が毎年開いている政治資金パーティーの券販売の一部を業際研に依頼していた疑いについても、鹿野氏は「そのようなことはない」と否定。
また、鹿野氏自身が「問題があれば、修正手続きをとる」としている親族企業による厚生年金や政府管掌健保の加入・肩代わりについて、春名氏は「いまだに脱退していないのではないか」と追及。鹿野氏は「(社会保険事務所の)結論を待っている」と答えました。