2002年4月4日(木)「しんぶん赤旗」
正規労働者が減少し、パートタイム労働者など非正規労働者が増加するなか、「パートタイム労働者等の均等処遇を実現する議員連盟」(パート議連、会長=大脇雅子社民党参院議員)が三日、参議院議員会館で設立総会を開きました。日本共産党、民主党、社民党、自由党、国会改革連絡会など、衆参合わせて五十人を超える議員が名を連ねました。
パート議連は、厚生労働省が二月に発表したパートタイム労働研究会の中間取りまとめ報告「パート労働の課題と対応の方向性」について、具体案が示されていないと指摘。六月の最終報告に向け、正社員とパートなど非正社員の労働条件や待遇の差別の是正、均等処遇原則の確立を求め、立法も視野に入れた調査研究や意見表明を行いたいとしています。
日本共産党からは十人の議員が参加。井上美代参院議員、小沢和秋衆院議員が副会長に、吉川春子参院議員が幹事長に選ばれました。吉川氏は、「男性の正規社員の賃金百にたいし女性のパート労働者は三十五、六。労働条件でも格差がある。男女共同参画推進のためにも、均等処遇を進めたい」と語りました。
設立総会につづき、佐藤博樹パートタイム労働研究会座長を招き、第一回勉強会をおこないました。