日本共産党

2002年3月24日(日)「しんぶん赤旗」

嘉手納にクラスター爆弾

米軍配備 党北谷町議がビデオ撮影


写真
嘉手納弾薬庫から米空軍嘉手納飛行場に搬入されるクラスター爆弾

 非人道的な武器として製造・使用の禁止が国連で決議されているクラスター爆弾が、沖縄の米軍嘉手納基地に配備されていることが二十三日までにわかりました。日本共産党の中村重一北谷町議が目撃、ビデオ撮影しました。嘉手納弾薬庫は米空軍の太平洋地域での唯一の弾薬貯蔵・補給施設です。

 中村議員が目撃したのは二月十五日。国道をはさんだ嘉手納弾薬庫から嘉手納基地への地下道を、爆弾十発をトレーラーで運搬していました。在沖米海軍報道部は「(クラスター爆弾の一種の)MK―20だと思われる」と地元紙に回答しました。

 クラスター爆弾は、大型爆弾のケース内に数百個の小型爆弾が詰められ、設定された高さで爆発、飛散します。地雷をつめることもあり、その残虐性が国際社会から強く非難されています。同時テロの報復で米軍がアフガニスタンで大量に投下しています。

 中村議員は、「アフガンでは米軍の空爆や誤爆などで、非戦闘員である多数の子どもやお年寄りが犠牲になっている。クラスター爆弾の存在は嘉手納基地がそういう軍事作戦の足場として使われていることを証明しており、絶対に容認できない」と語っています。

 


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