日本共産党

2002年3月24日(日)「しんぶん赤旗」

たたかってこそ

リストラ・ストップ 職場で地域で


30日に交流集会

 大企業による空前のリストラ・人減らしにたいし昨年九月、日本共産党が「大規模なリストラに反対し、雇用を守る国民的たたかいをよびかけます」を発表してから六カ月、首切りやリストラに直面する労働者に「負けてたまるか」と勇気と共感を広げ、職場・地域からの反撃が大きく前進しました。

 報道された一部上場企業・グループのリストラ計画は、国内五十五万人、海外五万八千人と合計で六十万人を超えています。三月末までに二十五万人を、四月以降に三十万人を職場から追い出そうとしています。

 そのやり方は違法な希望退職や転籍強要。職場党支部は、労働者とともに、国会での追及と結んで「強要は違法。本人の同意を」と運動し、住友金属和歌山製鉄所、京都の村田機械などで転籍を撤回させました。

 また職場でまん延するサービス残業(ただ働き)を告発、トヨタ、日立、三菱重工などで相次いで是正させてきました。

 電機大企業などは人員削減と同時に、賃下げや定期昇給の延期、労働条件の引き下げを相次いで提案。新たな攻撃を始めています。

 大規模なリストラは、労働者の結束を促し、NTTや電機の職場で、労働組合の所属を超えて「ぐちる会」「リストラを考える会」などを次つぎつくり、要求実現の運動を開始。職場から新たな運動が発展しています。

攻撃はね返す貴重な成果

日本共産党の「リストラ反対・雇用を守る闘争本部」
山下芳生事務局長の話

 大規模かつ無法なリストラにたいし、全国各地の職場、地域で「職場にルールを」「企業は社会的責任を」とたたかいがおこり、攻撃をはね返す貴重な成果もうまれています。大企業の身勝手なリストラへの社会からの反撃の始まりです。

 職場のなかで、“たたかいの組織者”として奮闘する日本共産党の職場支部には、労働者から広く信頼が寄せられています。三十日に開かれる「リストラ反対、雇用と地域経済を守る全国交流集会」を跳躍台に、たたかいをさらに発展させましょう。

 


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