日本共産党

2002年3月15日(金)「しんぶん赤旗」

石原都知事と自民都議

事実無根の「赤旗」攻撃


 十四日の東京都議会予算特別委員会で、自民党の鈴木一光都議が、KSD(中小企業経営者福祉事業団)から同氏が献金を受けていたことを報じた本紙記事(昨年二月)を「デマ」と攻撃し、共産党議員が都、区の職員に「しんぶん赤旗」の購読を依頼するのは「あっせん、口利きだ」と発言したのにたいし、石原知事が「新聞の一方的な押し売り、そういった搾取によって、共産党の資金がまかなわれている」などと日本共産党を事実無根のデマで中傷しました。

 鈴木都議はKSDから二十万円を受け取っていながら、献金は九七年のことで、「何の問題もない団体から献金を受けて、適正に処理して、その団体が後で問題をおこしただけ」などとのべましたが、中小業者の共済かけ金を、自民党と自民党政治家が横取りしていたこと自体が大問題なのです。

 鈴木議員と石原知事の「しんぶん赤旗」と日本共産党への中傷攻撃は、金権腐敗と無縁な近代的政党活動を否定する暴論です。

 政党が、政治理念、政策、主張を国民に知らせるために、機関紙の購読を依頼し、読者を広げることは、基本的な政治活動です。

 そういう当然の政党活動にたいし、「押し売り」とか「搾取」などといいがかりをつけて、活動に制約を加えようとする態度は、民主主義に根本的に背くものです。


発言撤回求め抗議

日本共産党都議団

 日本共産党都議団の秋田かくお団長と木村陽治幹事長は十四日、都知事本部の橋本康男秘書部長に対し、同日の都議会予算特別委員会で石原慎太郎知事と自民党の鈴木一光都議が日本共産党と「しんぶん赤旗」への中傷攻撃を行った問題で申し入れをしました。

 両氏はKSD(ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団)の鈴木氏への献金をめぐる「しんぶん赤旗」の報道が事実であることを示し、何の調査もせず鈴木氏の発言に同調した石原知事の発言を撤回するよう求めました。

 橋本秘書部長は「申し入れは知事に伝える」と答えました。

 


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