2002年3月2日(土)「しんぶん赤旗」
日本共産党の児玉健次衆院議員、紙智子参院議員は一日、国会内で厚生労働省の担当者から雪印食品の解散による再就職、生活保障の問題で国の指導の現状について聞き取りを行いました。
雪印食品の従業員は千九百二十六人(うちパート労働者九百八十一人)ですが、北海道早来工場でも九十九人のパートが解雇され、二十二人の社員も失職しようとしています。
先月末に早来工場を訪問した紙議員は、伝統ある技術の存続を願う工場長、地域の声を紹介するとともに、とくに雇用保険未加入者の遡及(そ)及適用を一人一人の労働の実態に即して、資格漏れにならないよう確実に行うよう求めました。
これに対しては、担当官は「雇用保険資格者の届け出は来週の予定だが、漏れている人は安定所に確認請求を行える。また、要件のある人が落ちないよう、きちんと精査するよう現地を指導する」と述べました。また、雪印が未提出の再就職援助計画を早く作成することを指導していると述べました。
これに対して、児玉議員は、親会社である雪印乳業にどれだけ自らの所で吸収させるかを第一に、常用労働者もパートも差別なく責任を持った再就職計画を立てさせるべきだと主張。担当官は「ご指摘を十分ふまえてやっていく」と答えました。
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