2002年3月1日(金)「しんぶん赤旗」
産業用ロボットで世界有数のシェアをもつ安川電機(本社・北九州市)が全社員の基準内賃金10%カットなどを提案した問題で、日本共産党福岡県委員会、県議団などは二十八日、本社を訪れ、中山真社長にたいし、地域経済と労働者の雇用と生活で社会的責任を果たすよう申し入れ、提案の撤回を求めました。申し入れ後、電機連合加盟の安川電機労働組合を訪問、内容を伝え、激励しました。
会社側は「決まったわけではない。あくまで会社側の提案。労働組合がどう受けとめ、どういう結論になるかはこれから」(赤木博総務部長)とのべ、労働者の合意がなければ実施できないことを認めました。賃金10%カットの目的は「来年度黒字にするため。いま会社がつぶれるということではない」とのべました。
日本共産党の八記博春、瀬川康之県議は、「人も減らし、賃金もカットする。しかも理由が、つぶれそうだから助けてくれではなく、黒字を出すためでは、労働者はとても納得できない」と指摘しました。
安川電機はじめ、地域の大企業の人減らしに次ぐ、人減らしで、地域経済が落ち込んでいます。
真島省三八幡戸畑遠賀地区委員長は、地域から上がっている不安の声を紹介し、地域経済への社会的責任を果たすよう求めました。
機能しない場合は、ブラウザの「戻る」ボタンを利用してください。
著作権:日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 Mail:info@jcp.or.jp