2002年2月3日(日)「しんぶん赤旗」
「歴史教育アジアネットワークJAPAN」が二日、都内で発足集会を開き、アジアの人々と連帯して歴史わい曲教科書問題にとりくむために、東アジア各国の団体と協力して、共通の教材づくりや、教師の交流、情報の交換などをすすめることを話し合いました。
「子どもと教科書全国ネット21」の俵義文氏、「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW―NETジャパン)代表の松井やより氏らが共同代表をつとめ、在日韓国人団体を含む二十の団体が参加します。
記念講演した韓国の池明観・翰林大学日本学研究所長(政府諮問機関・韓日文化交流会議韓国側座長)は、日本人とアジア諸国民がともに和解をめざして歴史を直視し、「協力して本当の新しい歴史教科書を書こう」と呼びかけました。
集会には韓国からの代表、教科書問題で活動する団体・地域の活動家や在日韓国・朝鮮人、在日中国人など三百人近くが参加しました。
昨年六月に東京で開いた「アジア連帯緊急会議」の合意にもとづき、日本、中国、韓国、北朝鮮、フィリピンの市民との連帯組織として設立されたものです。
俵氏は、三月二十八、二十九日に中国・南京で教科書問題のフォーラムを開き、東京、ソウル、平壌でもフォーラムを開く計画だとのべました。
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